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八鹿酒造の酒造りや、酒蔵の風景をお伝えします。
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おはようございます。

まだまだ残暑が続いています。
酒蔵のある玖珠郡ですが、
知名度が上がったのではないでしょうか。

8月の何日かで、最高気温が全国で
第1位:38度を記録したとのことです。

夏バテは気候の変わり目に起き易い
と言いますので十分ご注意下さい。


さて、本日は焼酎製造における、蒸留についてお話します。
八鹿酒造では、現在、蒸留効率の高い設備を使っての
蒸留が主流となっていますが、
今年も、古式(伝統的な方法)に沿った方法で粕取焼酎を造ります。



今春の5月24日に3500kgの酒粕を使い、
仕込タンクで約3ヶ月間じっくりと熟成したモロミは
清酒の穏やかな香りを漂わせながら、
モミガラと混合されます。

momigara1.jpg


適度に混ぜられたモミガラは、
セイロに小分けされます。
厚みや量に差が出ない様、
丁寧に張込んでいきます。
seiro.jpg



今回は四段のセイロを使っての蒸留です。
最上段は冷却塔で、蒸気を冷却して液体に換えます。
jyouryu.jpg

ekitai.jpg
四段全てに蒸気が行渡ると、
手前の容器に蒸留された粕取焼酎が流れて来ます。
蒸留の過程で流れ出る焼酎の呼名が変わります。

               ●第一段階⇒「初垂(ハナタレ)」
                   蒸留初期の段階で採れる。
                   アルコール度数が非常に高く
                                                         60度以上あります。

               ●第二段階⇒「本垂(ホンダレ)」
               
●第三段階⇒「末垂(スエダレ)」

※アルコールが45度を越えると、酒税法上の
単式蒸留しょうちゅう(焼酎乙類)ではなく、
スピリッツに分類されます。



粕取焼酎(モミガラ蒸留)を本格的に復活させて、
まだ3年しか経っていません。

まろやかで美味しい焼酎に育つまで、
じっくりと静かに熟成させたいと思います。

美味しい焼酎になるまで、しばらくお待ち下さい。
皆様にお届けできる日を私自身楽しみにしています。


★粕取焼酎の特長
     
  ①まろやかな口当たり。
            ②原料に由来する、濃厚なコクと香り。
            (原料には酒粕を使用しています)
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堀 裕幸
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1959/06/04
職業:
酒造り
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