社内では数日前から大吟醸の上槽(お酒を搾る事)を 間近に控え、蔵があわただしくなって来ました。 留仕込から31日目でようやく最初の1本が上がります。 2月19日に一本目の大吟醸を上槽しました。 この日は八鹿の酒造りの大先輩である近藤名誉杜氏にも おいで願い、酒の出来栄えを見て頂きました。 他の部署からの応援を受け、日頃の倍以上の人員で上槽を行います。 サラシの袋にモロミを入れるところです。 社長もタンクに上がって作業を確認しています。 1本の上槽にかかる時間は10分、 しぼる為の酒袋は全部で26枚使用します。 タンクに吊り、力を加えず、自然にしたたる雫を取る、 大変貴重なお酒です。 作業を始める前の社長・名誉杜氏との記念撮影。 残る1本は明日の上槽予定です。 3月は、このお酒を持って研究会や鑑評会への出品に忙しくなります。 全国新酒鑑評会の結果は5月下旬に発表です。 良い知らせを皆さんにお伝え出来ればと思っています。 PR 全国新酒鑑評会へ出品する大吟醸酒の造りで 酒蔵全体が緊張した雰囲気に包まれています。 今回のブログでは、日頃お見せすることが出来ない 造りの様子と、八鹿の蔵人をご紹介いたします。 後藤副杜氏・・・蔵人30年のベテラン経験者です。 室蓋(むろふた)麹は、どの蔵も今ではあまり見ることのない 作業風景となりました。 麹造りの作業の中で、一番手間のかかる室蓋麹。 写真の日隈君は昨年から麹室の作業担当です。 木材の加工が上手く、道具の修理もお願いしている とても頑張り屋の頼もしい蔵人です。 高温糖化酒母の検温中です。 木口さん(左)は釜屋(蒸し担当)です。 中原君(右)は今期の造りから、 洗米や仕込み全般を担当しています。 35%精米の山田錦の洗米風景。 10℃の水で2分間手洗いをした後、 限定吸水を行います。 この日は外気温が氷点下8℃と、 この冬一番の寒気が訪れました。 【限定吸水】 水分を制限して、白米に吸収させる操作です。 白米がどれだけ水を吸ったか、重量を計る事で 増加分を吸水率で判断する事が出来ます。 洗米は第二の精米とも言われ、蒸し上がりの 状態により麹造りやモロミの発酵、 そして酒質などに大きく影響します。 秒単位の限定吸水にはストップウォッチが力強い味方です。 高倉君(右)は今年で蔵人2年目です。 モロミの上槽や濾過を中心に担当しています。 後ろに立って洗米作業を見守っているのが、 大塚統括部長です。 酒造りをはじめ、焼酎・リキュール・詰めの作業まで の総合責任者です。 八鹿の酒をどんな人間が造っているか。 わかっていただけましたか? これからも、いつでもどこでも安心して喜んで飲んでいただける 大分の酒“八鹿”を造っていきます! 機会があれば是非一度味わって下さい。
寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
新年、明けましておめでとうございます。 毎年28日は社内の正月飾に使う鏡餅を搗く日です 今年、使用した餅米は30kg(2斗)、 昔ながらの杵と臼を使っての作業です。 若い蔵人の中には未経験の者もいて大変でしたが、 李さんもお手伝い?で参加して見事に搗き終わりました。 社内に飾る鏡餅は総数27組、神棚はもちろんですが 醸造機械や瓶詰の機械にも飾り付けします 搗きたての餅を使った手料理?で休憩です 大根おろしや粒アンそれに黄な粉をまぶして色々楽しめます 新年の飾付けが済んだ舟来蔵(売店)の様子 舟来蔵店内の様子です、新春3日から営業を致します 帰省した友人や知人の方とぜひお越し下さい 2010年もあとわずかです、皆さん どうぞ良い年を迎えてください
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